福山市 千田町鍼灸接骨院の奥本です。
9月も中旬になりました!
朝晩の気温も少しずつ下がって
過ごしやすい気候にきましたね。
食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋と言われて
おりますが、私の場合、スポーツは暫くできそうに
ありません。
今週の日曜日にソフトボールの試合に出場したのですが、
スライディングをした際に伸ばした足が固定されたベース
に激突するような形になってしまい、左足首を思い切り
捻りました。
あ!と思ったときには時には既に遅しで、
「ブチっ」と派手な音が鳴ると同時に激痛が走り、
そのまま立てなくなりました。
足がつけないため、両脇をかかえられてベンチに戻り、
病院へ行かなければという話になって、思い浮かんだのは
上司である院長の顔でした。
「なんとかしてもらえる!」との思いで日曜日にも関わらず
電話をして、職場である接骨院へσ(^_^;)
整復(骨や靭帯を元の位置に戻す操作)とギプス固定を
してもらって病院へいくための紹介状も書いてもらいました。
病院でレントゲンを撮ってもらい、心配だった骨折はなかった
のですが、「足首の靭帯断裂」という診断をされたので重症の
捻挫という結果になりました。
足がつけないので松葉杖を使っていますが、かなり不便です。
「患者さんもこんなに辛い思いをしてるのだな」と体感して、
ケガの痛みだけでなく様々な大変さを知ることができました。
自身が体験してみないとわからないことがたくさんあるという事を、
つくづく実感させられました。
レントゲンの写真がありますが、R(右足)の写真とL(左足)の
写真違いが一目瞭然ですね。
(今回、捻挫をしたのは左足です!)
右足は小学2年生のときに足首をひどく捻った記憶があり、
その時に骨折があったようですが、子供の骨は軟骨の部分が多く
レントゲンには写らなかったため異常なしで済まされていました。
大人になった今、実は骨折していてそこが豆粒みたいな骨になって
いることが確認できました。
たかが捻挫と思われることが多いですが、子供さんの場合には
このような事がことが結構あります。
このような場面で、捻挫の場合でも整復操作をしておこうという
事にはなかなかなりません。
私もあの時に接骨院へ行って整復操作をしてもらっていれば、
豆粒のような骨が残ることはなかったかもしれません。
診て頂いたお医者さんから、「なんらかの形で関節の間に
あの豆粒のような骨が挟まってしまうとものすごい激痛となり、
そうなると手術するしかなくなる」などという嫌な説明も
ありました。(笑)
「整復」というと聞き慣れない方も多いかと思いますが、
とても凄い技術だと実感しました。
痛みが整復前と後では雲泥の差になりました。
車で接骨院へ向かってるときはジッとしてても冷や汗が出るような痛み
でしたが、整復後は動かさないでいると痛みはほぼ感じませんでした。
普段の仕事の中でも、患者さんの突然のケガなどで整復することが
よくありますが、患者さんの痛みの感じ方がこんなに変わるとは
想像できませんでした。
整復するのが早ければ関節の中での出血も少なくて済み、腫れも
最小限で済むようで、治りが早いようです。
幸い、私も処置が早かったので内出血が思ったよりも少なく、
良かったなと思いました。
これから体育祭など、スポーツをする機会が増えるかと思いますが、
皆様ケガには十分に気をつけてスポーツを楽しんでください!
それから、「たかが捻挫」とは思わずに早めにきちんとした処置を
受けましょう!