熱中症対策ルールは15分!

2018.07.26

福山市 千田町鍼灸接骨院の桒田です。
 
先日、福山市社会福祉協議会では
「熱中症対策ルール」というのを導入しました。
 
http://www.sanyonews.jp/article/756101/1/
 

山陽新聞の記事が、医療系サイトでも紹介されていました。
 
「15分作業したら15分の休憩を」という内容です。
 
西日本豪雨災害での復旧活動が続いていますが、
皆さん、酷暑の中での作業が続いています。
 
 
めまいや立ちくらみを感じたり、
顔のほてりや身体の芯の熱さを感じたり、
だるさや吐き気、頭痛といったことが
熱中症の初期の自覚症状になるそうです。
 
汗が止まらない、あるいは暑いのに汗が出ない、
筋肉痛や筋肉のけいれんが起きたり、足がつるなどの
症状が出ることもあります。
 
被災地で災害の現場を目の当たりにすると、
皆さん、つい無理をして頑張ってしまうようです。
 
 
先日、私自身も土砂かき、土砂運搬作業のお手伝いを
させていただきました。

 

 
炎天下、午後2時からの作業でしたが、
作業前の目論見では、「30分くらい作業して10分休めば十分かな?」などと
軽く考えて開始しました。
しかし、現実はとんでもありませんでした。
 
連続20分位が限界であったように思います。
しかも、時間の経過とともに作業に耐えられる時間が短くなっていきました。
 
炎天下での重労働は連続15分位が適切だと感じました。
もちろん、個人差や体調によっても大きく変わるでしょう。
「自分のペースで無理なく」が重要です。
 
周囲の人が頑張っていると、自分のペースで休憩を取りづらく
感じてしまう方も多いと思います。
 
現場のリーダーが積極的に休憩を勧める配慮も大事ですね。
 
 
 
熱中症の初期の自覚症状は、いくつか体験できたと思います。
実際に体感してみるとよくわかりました。
 
休憩のたびに、スポーツドリンクを中心に合計2.5ℓくらいの
水分を補給しました。
十分に飲んだつもりでしたが、帰宅後に体重を測ると2.5㎏減っていました。
 
「痩せたか!(^^)!」 と思いましたが、翌日の夕方には
本来の体重に戻っていましたので、単に水分が抜けただけ
だったようです。
 
ということは、十分に水分補給をしたつもりでも、
それ以上に身体から出てしまっているということになります。
 
自宅に帰ってからも、身体の芯に熱がこもっているような
感覚がしばらく続いて、寝苦しかったです。
 
「15分作業したら15分の休憩を」は、自分のためにも
周囲のためにも大切なことだと思います。