福山市 千田町鍼灸接骨院の中井です。
先日、広島市での勉強会に参加しました。
お二人の先生が講演をしてくださり、
どちらも楽しく勉強させてもらいました。
お一人目は、現在、広島県立安芸南高等学校で
サッカー部の監督をされている畑 喜美夫先生。
スポーツに関心のある方はよくご存知だと思いますが、
広島観音高校サッカー部の監督に赴任後、
初の全国大会に導き、2006年にはインターハイへの
初出場&初優勝の快挙を果たしたことでも有名になりました。
その後も、数々のタイトルを獲り、
プロ選手も十数人育て、
現在、監督をされている安芸南高等学校も
下位リーグから県ベスト8まで引き上げるなど、
今後にも期待が高まります。
畑先生の考える「選手主体のボトムアップ理論」は、
選手の自主性を第一に思い、体罰やペナルティーではない方法で
「どうすれば子供たちが主体的に考え、自ら行動することが出来るか?」
「どうすれば社会を生き抜く能力・人間性を身につけさせることができるか?」
という考えがベースになっておられます。
選手達も畑先生の思いをしっかりと受け止めて
信頼関係が築かれているからチーム力が向上し、
結果へと結びついているのだと思いました。
最近出版された畑先生の本では、ボトムアップ理論が
マンガになり、難しい本が苦手な方でも分かりやすく
読みやすくなっています。
スポーツをされている子どもさんや、
親御さんにも共通してお勧めできそうです。
私も講演後に購入し、畑先生にサインをいただきました。
お二人目は安田女子大学の管理栄養士、耒田 美紀先生。
私自身、少し前から栄養学の大切さを知るようになり、
現在行われている、平昌オリンピックでメダリストとなった
選手たちもコンディションに応じた「食生活」に気を配り、
専属の栄養士がついていることにも注目していました。
耒田美紀先生もご自身の子どもさんの経験から、
スポーツをするには休養と食生活が大切であることを改めて
感じたそうです。
エネルギーが補給されていても、休養がしっかりとれていなければ、
パフォーマンスの低下を招き、身体の成長にも支障が出るそうです。
「栄養」「休養」「メンテナンス」のベースがしっかりあってこそ
トレーニングの結果が出てくるようですね。
耒田先生は、現在、クラブチームに所属する子どもさんたちへの
食生活の指導や、食の大切さを伝える活動をされているそうです。
私も、もっと栄養学について学びたいと思う講演でした。
丸1日、お二人の先生から学ばせていただきました。
違う世界のお話であっても楽しみながら聞くことができ、
自分の治療にも活かしていきたいと思いました。